５月８日の第４８回通常総会におきまして、任期満了に伴う役員改選により引き続き塩谷支部長を務めさせて頂くことになりました。令和４年５月に初めて支部長に選任された時より、さらに責任の重さを痛感しております。
　もとより非才微力でありますが、塩谷支部員皆様のご期待に添えるよう努力し管内の建設業の持続的発展のため、引き続き頑張りたいと改めて決意をしているところであります。

　さて、昨年はウィズコロナ、ポストコロナが加速するなど感染拡大防止と社会経済活動の両立が課題となった一年でしたが、今年は活発な社会経済活動の動きによる世界的な物価高騰、さらには円安の進展など、建設業においても大きな影響を受け資機材の価格高騰や品不足などが続いており、依然として厳しい状況にあります。

また、気候変動の影響により近年頻発化・激甚化している豪雨や台風、豪雪等の災害が全国各地で発生し、令和６年能登半島地震のような巨大地震への備えの必要性など、安全安心な国土づくり、県土づくりを進めるうえで、防災・減災、国土強靱化の重要性が益々高まっています。

しかしながら、建設業は雇用や経済活動を下支えするとともに、災害が発生した際にはその最前線で復旧・復興にあたる「地域の守り手」として、極めて重要な役割も担っております。

　このような中で、災害復旧活動や除雪業務など生活に欠かせないこれらの仕事に支障が出ないよう万全な対策をとって参る所存です。また、優れた技術力や技能力を継承させて引き続き災害復旧事業を始め、社会資本の維持・修繕、さらには道路・河川の整備を通じて、地域経済や地域の発展に寄与すると共に、「地域の守り手」として地域の安全・安心を担っていけるよう努めて参ります。

　最近の建設業を取り巻く状況は、資機材の価格高騰など厳しい状況が続いていますが、社会や経済のありかたを見直す機会とし、このような社会の変化にも的確に対応できる地域の建設業を目指して、多くの克服すべき諸課題に積極的に取り組んで参りたいと考えております。
最後になりますが、支部員皆様のご支援とご協力をお願い申し上げまして挨拶といたします。

　　　令和６年５月８日　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（一社）栃木県建設業協会塩谷支部
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　支部長　岡村　昌仁