５月２０日の第４６回通常総会におきまして、第１９代塩谷支部長に就任いたしました岡村でございます。
　令和５年 １月に１００周年を迎えます長い歴史と伝統ある塩谷支部の支部長に選任され、その責任の重さを痛感しているところでございます。
　塩谷支部管内の建設業の持続的発展はもとより栃木県建設業の発展のため、その責務を果たして参りたいと考えております。
　さて、一昨年から新型コロナウイルス感染症が流行し、未だに収束の見通しが見えない状況にあり、社会経済全体に大きな影響を及ぼしております。このため、支部の活動も制限され、講習会や各種団体との意見交換会など、各種事業の中止や延期を余儀なくされております。
　しかしながら、建設業は雇用や経済活動を下支えするとともに、災害が発生した際にはその最前線で復旧・復興にあたる「地域の守り手」として、極めて重要な役割も担っております。災害復旧活動や除雪業務など、生活に欠かせないこれらの仕事に支障が出ないよう万全な対策をとって参る所存です。
　また、最近地震が頻発しており大地震への備えも急がれるとともに、近年の温暖化による自然災害の多発、激甚化が顕著になってきている現状に加え、社会資本の老朽化も進んでおり、防災・危機管理体制の強化と社会資本整備の重要性が高まっています。
　このような中で、新型コロナウイルス感染症の拡大防止に努めながら、引き続き災害復旧事業を始め社会資本の維持・修繕、さらには道路・河川の整備を通じて、地域経済や地域の発展に寄与すると共に、「地域の守り手」として地域の安全・安心を担っていけるよう努めて参ります。
　社会に大きな混乱をもたらしているコロナ禍は、社会や経済のありかたを見直す機会となっているのも事実であり、このような社会の変化にも的確に対応し地域の建設業として、多くの克服すべき諸課題に積極的に取り組んで参りたいと考えております。
最後になりますが、支部員皆様のご支援とご協力をお願い申し上げまして挨拶といたします。

　　　令和４年５月２０日　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（一社）栃木県建設業協会塩谷支部
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　支部長　岡村　昌仁